各支部において年間2~3回の定期昇級昇段審査会を行っています。原則として入会後3ヶ月から6ヶ月を目安に初受審を認めています。その後は個人の修熟度に応じて随時受審できます。また帯色が変る際の受審については各道場の支部長、指導員によく確認した上で申し込んでください。技術的に十分と思われても武道としての礼儀作法などの基本的な部分が身についてないと見られる場合は、受審できないこともあります。
内容は 1)移動基本 2)形 3)約束組手 の3つです。道場内にも掲示してありますが、それぞれの級に応じた形を修得することが必要になります。約束組手は少年部(園児・小学・中学生)については、8級受審者から行い、上級者になるにしたがって課題が増えるようになっています。又1級受審者から3本組手を行います。
小学校4年生までに入会していれば中学進学前に黒帯を取得することは十分可能です。極めて優秀な場合は飛び級(1回級以上の昇級)もあります。中学に入っても部活動と両立できる空手を目標にしています。しっかりと稽古を積んで審査会に参加してください。
日本空手道会では年2回(7月・11月)川中支部において一般部(高校生以上)の昇段審査を行っています。技術試験と筆記試験があります。中学までに取得した少年の階級は高校生になることによってひとつ下がった一般部の階級へと移行します。(少年初段は一般の一級の扱いになります)一般段位取得についてはこの中央審査会に参加することを原則としています。 ただし、中学時に少年弐段まで取得しているものは各道場での切り替え審査で(免状代免除)一般初段の認定を受けることができます。
一度門をたたいて始めた空手道ですから、少年時代だけでなく長く修業に努めて欲しいと考えます。
年間行事予定にもあるように、全国大会や中国大会等の選抜大会を除いても毎年8~10回の様々な大会が行われています。道場でついた力を試すには良い機会と考えますが原則として大会参加は個人の自由です。道場でも必要な指導は行いますが、それぞれが目標をしっかり持って必要と思われるものに参加するようにしてください。
近年特に大会会場でのマナーの悪さが大変問題になっています。主催者もまた襟を正して取り組まなければならないことですが、参加者・父兄も、武道の大会であるということをよく自覚し、勝敗にばかり目を奪われずに、道場での基本を思い出して参加して欲しいものです。
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